地震、そしてバー弓子開店について 店長より

バー弓子開店まで、あと一週間となりました。

熊本にて 地震による大変な被害があり、また、現在も地震が続いております。一刻も早い収束を願っております。

このような状況のなかでバー弓子のような華やかなイベントを催すことを、わたし、店長がどのように解釈するのか、皆様にお話しさせていただきたいと思います。

結論から言いますとバー弓子は予定通り一週間後の4/23(土)19:00〜開店します。よろしくお願いします。

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3.11の時、わたしは舞台本番の日でした。家族と安否連絡もつかないまま、舞台袖で「それでも踊るんだ」と息を詰めていたのを思い出します。今、その時に近い気持ちです。

また、震災後の2011年の秋には一ヶ月関西に滞在制作して「万」という作品を試作し、単独公演を行いました。
「人間はどんな状況でも愚かに祈り、踊り、それが不毛なもがきであっても、祈ることをやめずに生きて前に進もうとするのだ」
という決意が現れた作品で、作品としての良し悪しより、その時作ってみて良かったなと今でも思う作品です。


バー弓子に来たことのない50代の友人に、つい先日、バー弓子のチラシを見せたら、
「こんなの、7回もやったらネタ切れになるでしょ」
「僕はこんなチラシのイベントは、絶対いかない」と言われました。
私は「あなたは頭が悪いですね」と言いました。

バー弓子は単にネタを披露したり、おふざけやエロチシズムを披露する場所では決してないと思います。もちろんそのように期待したり誤解する人がいることも想定し、計算した上で企画を行っています。

バー弓子はプロとして自立した強いアーティスト達が特別に一夜だけホステスに扮し、その「持ち物」に日頃と違う光を当ててキラキラと披露することのできる、強靭な容れ物でありたいのです。
また、それは店長の単なる希望ではなく、実際のことである自信がこれまでの継続により、私に備わっております。

震災のさなかイベントを開催すること、舞台に立ち、踊ることは、現実逃避でもなんでもなく、むしろ世界と真摯に向き合うことだと思っています。


「それでも踊る、舞台に立つ」なぜ？どうして？という自問自答と、確信を胸に抱えて、また、今自分にできることを思考しながら、開店までラスト一週間となりました。

このような時ですが、だからこそ、の一夜を作り上げたいと思います。
皆様、お時間ありましたら是非、当店にお越しくださいませ。まだご予約大丈夫です。

どうぞよろしくお願いします。

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バー弓子vol.7 〜7度目の恋は星空のように煌めいて〜
2016.4.23(土) 19:00〜
minamiyumiko.com/news/

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店長弓子ママ